「#完全SIer脱出マニュアル」に沿った転職活動記〜活動中編〜その3

この記事は以下の続きです

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また、事前に「完全SIer脱出マニュアル」を読まれることをお勧めします booth.pm

3.5 ステップ4:転職活動で語れる実績を作る

マニュアル内では転職活動を進めることに自信がない場合に、
「実績」と「自信」を作ることを推奨しています
私見ですが、SIerに勤めている場合(とくに勤務年数が長くなるほど)
Web系に転職する「自信」を持つのは難しいと思います
私もWeb系に転職できるだけの「自信」を持っていなかったため、
実績づくりをしています

  • プログラミング教室
    体系的な知識を学ぶ機会として、
    プログラミング教室という選択はかなり魅力がありました
    しかし、卒業までの期間の長さを考えると積極的に採用できませんでした
    現職プロジェクトの状況が悪く、いつ長時間の残業を強いられるか読めないために
    空き時間を使って独学でWebサイトを構築することを選びました
  • 独学でオリジナルWebサイトを構築する
「サイトとしてのクオリティや保守性は、あまり気にすることはありません」

この一言で、実績づくりの心理的ハードルはかなり下がりました
「まずはやり始める」ことで着実に進捗と自信が生まれることを感じました
しかし、どのようなWebサイトを構築するのかという課題はいつも重くのしかかります
そもそも一般向けに広く利用されるためのアイディアがあるのであれば、転職に苦労していません
そこで、まずはWebサイトを構築する際の条件を整理し方針を決めることから始めました

  • なるべくお金をかけることなく、Webサイトを公開したい
    方針:サーバはGCEの無料枠を利用し、無料のドメインを取得する
  • 個人情報を保持することは避けたいので、ログイン機能などは実装しない
    方針:サーバで収集した情報を集計するなどして、発信するサイトにする
    外部APIから情報を収集して、公開する
  • Railsチュートリアルを学習したので、Railsを利用したい
    方針:RailsをGCEのVMに構築する
    APIからのデータ取得は趣味で組んだPythonがあるので流用する
  • ソースをGitHubで公開したい
    方針:公開してしまうと不都合な情報はそもそも持たない
    SQLiteを採用し、そもそもDBユーザ情報を持たない
    DBに保存するのはAPIから取得可能な情報のみ

ここまで決めれば、あとはどのAPIを利用するか考えるだけです
私は自分の興味があることからサービス内容を決めました
そして実績として構築したのが以下となります

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ドメインは変わるかもしれません
詳細はこの記事の趣旨と外れるので別記事にしたいと思います

これ以降の章はまだ実戦していない内容が主なため
活動中記としては一度ここまでとしたいと思います

ここまでお付き合いありがとうございました

「#完全SIer脱出マニュアル」に沿った転職活動記〜活動中編〜その2

前回から引き続き、今の活動を振り返っていきます

ih6109.hatenablog.com

booth.pm

3.3 ステップ2:社外の人の話を聞きに行く

  • 勉強会に行く
    9月にはじめて「転職LT」に参加しました
    10月には後述する転職活動で語る実績作りに集中していたので、
    勉強会への参加はしていませんでした
    その反動で11月にはConnpassで様々なイベントに申し込みしました
    • レベル0
      転職LTに参加した際には、ハッシュタグ付きでなるべくツイートすることを心がけました
      リアルタイムに反応書き込むことで、のちにブログを書く際の参考にしました
    • レベル1
      転職LTを知るきっかけが転職LTについて書かれたブログを読んだことだったため、ブログで書く初めての記事は転職LTに関することにすると決めていました
    • レベル2
      「転職LT」では主に参加者の方とお話しました
      自身と似た境遇の方とお話ができ、転職へのモチベーションが上がりました
      プログラミングスクールに通い、エンジニアを目指している方のお話を聞き、自身の将来を切り開くために具体的な行動が必要なことを改めて意識しました
  • カジュアル面談を受ける
    カジュアル面談の存在をよく知らなかったため、Wantedlyはあまり活用できていないです
    これからプロフィールを充実させ、いくつかカジュアル面談を受けてみたいとおもいます

3.4 ステップ3:会社にいながら自分の環境を変えられないか試みる

  • 現職の仕事を振り返る
    • いま新卒の就活をするとしたら、いまと同じ会社に入るか
      新卒時と違い内部事情を知っているため、いまと同じ会社に入ることはないでしょう
      社内教育の質、上位職が技術がから離れがちなどいくつかの理由が挙げられます
    • 他の会社に転職したら、いまよりも成長できるか?
      転職活動の一環としてブログにアウトプットをし、RubyRailsを学ぶなかで成長を実感しています
      環境が変わることは、多かれ少なかれ成長を促すことを実感しているので転職という選択はさらなる成長を得ることができると感じます
    • 逆に失うものは?
      いまの職場の評価でしょうか?
      おそらく転職した後に気づくものが多いと思います
    • 転職せずに、自分の周りの環境に変えることはできないか?
      職場環境を変えようすることに疲れたという部分が少なからずあります
      職場やチームにコミットするよりも、自分の環境を整えることに精一杯です
  • いまの環境を変えるためのトライ
    現職の環境を変えるためのトライをすることはないでしょう
    しかし、現職が抱えている問題に今後ぶつからない保証はないです
    しがないラジオを通して知ることができた「カイゼン・ジャーニー」でカイゼン活動を学んでいくつもりです
  • 転職活動
    転職活動を通して、現職での成果を振り返り、転職LTに参加し、ブログを書き始めるなど
    行動することが当たり前になっています
    今まで知らなかった多くのことを学ぶ機会も増えました
    今後はより転職に的を絞った活動に注力します

駆け足でしたが、今回はここまでとします これ以降の内容はまだ実践していないことも多いので、どのように参考にするかを書くことが多くなると思います

「#完全SIer脱出マニュアル」に沿った転職活動記〜活動中編〜その1

技術書典5で購入した「完全SIer脱出マニュアル」を読み終わったので、推奨されていたブログでのアウトプットをします
内容に関する感想を書くだけではなく、現在進行中である自身の転職活動と対比する形で深掘りします

内容の詳細にはあまり触れませんので、気になる方はBoothからどうぞ!

https://booth.pm/ja/items/1038004

「第3章 完全SIer脱出マニュアル」と対比する

第3章でははじめに読者の状況が仮定されています

  • 年齢は20代前半〜30代前半
  • 現職がSIerやSES企業で、技術寄りの職
  • 新卒で入社した会社に勤めており、転職経験はない
  • 社内でWebサイト、Webアプリケーションなどを開発する仕事orエンジニアへの転職を目指す
  • モダンはWeb開発の経験はない

上記の条件に私はすべて当てはまっています
マニュアルを読んでいた時には「自分のための本だ」とテンションが上がりました

3.1 ステップ0:精神を病みそうな場合は、いますぐ会社を辞める

  • 現職を辞めてから転職活動をするか
    現職を続けながら、転職活動をしています
    生活資金を考えると現職を辞めるリスクは、よほどのことがなければ取れません
    あと数ヶ月で現行案件の大炎上が明らかでも、背に腹は変えられません

  • 転職の意思を上司に伝えるか
    私の場合は、すでに退職の意向を上司に伝えています
    正確には「転職活動中」である旨を伝えているのですが、以下の点から伝えることを決めました

    1. 上司が過去に転職活動していたこと聞いていた
    2. 先輩が数ヶ月前に転職活動を行い、現職に留まることを決めていた
    3. 2.の先輩は転職活動をしていることを上司に伝えていた

    上記をもとに、現職で転職活動中である旨を上司に伝えても問題ないと判断しました

3.2 ステップ1:一人でできるインプットとアウトプット

  • パソコンを買う
    マニュアル内でも推奨されていた「MacBook」を購入しました
    Mac製品に詳しい友人にも相談し、「MacBook Pro」を選択
    MacBook Pro 13インチ Touch Bar Corei5 256G」をヨドバシカメラで購入しました
    安い買い物ではないですが、ポイント還元と即日受取りが魅力でした

  • アカウントを作る
    IDの統一ができなかったので、アイコンだけは統一しました

    • GitHub
      登録だけして活用できていなかったものを再利用しています
    • Twitter
      エンジニア用アカウントを新規取得しました
      Progateの進捗やRailsチュートリアルで学んだこと、参加したイベントなどについてつぶやいています
      今後はフォロー/フォロワーの方との交流にも力をいれたいです
    • Qiita
      このブログを書きながら作りました
      プロフの充実化はのちほど・・・
      個人ブログがあると役割が一部被っている印象から今までアカウント作っていませんでした
    • 個人ブログ
      このブログですね
      イベントに依存しない記事も増やしていきたいです
  • インプット

    • 技術系ポッドキャスト
      しがないラジオ
      月曜に更新されることが多いので、通勤中に聞いてます
      おしごとam
      しがないラジオにも出演されたKANEさんてごふぁさんが送るお仕事を頑張りたい人に向けたラジオ
      話題が哲学的な方向に進むのが、個人的に好みです
      MazricaFM
      転職LTを主催されているVTRyoさんがパーソナリティをされているポッドキャスト
      最近聞き始めましたのでSP回を中心に聞いているのですが、Ryoさんの身近な方がゲストで身近な話題が多いので親しみやすいです
    • Progate
      現職の業務でレガシーながらもWebアプリ開発に携わっているので、RubyRailsをメインで学習した後は、Railsチュートリアルに着手しました
    • Railsチュートリアル
      ProgateでRailsには触っていたので、6章まで進めて一度止まっています
      Railsだけではなく、AWSのCloud9、git、Bitbucket、Herokuの導入、テストコードに触れることができるのでかなり勉強になります
  • アウトプット

    • レベル0
      TwitterはProgateやRailsチュートリアルに取り組んでいた時には、学んだことや感じたことをツイートしていました
      Railsチュートリアルのソースは、チュートリアル内で非公開リポジトリを推していたので、Bitbucketに非公開でPushしています
      「Progate」や「Railsチュートリアル」のつぶやきを監視している人がいらっしゃるようで取り組んでいることをツイートするだけでも「いいね』がつきます
      承認を得られたような感覚があるのでモチベーションになりました
    • レベル1
      Qiitaは現職の業務メモの様に使う方針なので、あまり更新していないです
    • レベル2
      今の所イベント駆動ですが、今後も継続して更新していきたいです

思ったよりも長くなったので、記事をいくつかに分けます
続きはまだ着手していないですが、すこしずつ書いていきます

技術書典5に行ってきたぞ!

技術書オンリーイベント「技術書典」

以前からTwitterで話題になっているのを知りながら、とくに参加する動機がなく参加を見送ってきた「技術書典」にはじめて一般参加してきました f:id:ih6109:20181009224456j:plain

なぜ今回は参加したのか

後述する戦利品のうち、どうしても手に入れたいと思った本が出版されることを知ったので、これは参加せねばとかなり前から参加を計画していました

戦利品

「完全SIer脱出マニュアル」

完全SIer脱出マニュアルのBOOTHリンク
f:id:ih6109:20181009224619j:plain しがないラジオのパーソナリティのお二方が出された尖ったタイトルの一冊
現在、SIerで働きつつも転職活動中の私にぴったりの一冊だったので、これは手に入れねば!と技術書典への一般参加を決意しました。

「セイチョウジャーニー」

セイチョウジャーニーのBOOTHリンク
f:id:ih6109:20181009224641j:plain 前回記事の「転職LT」を主催されているVTRyoさんが一部執筆されている一冊
「意識高い」だけではない「セイチョウ」について興味があり購入しました。

「とらラボ!」

f:id:ih6109:20181009224715j:plain 同人誌通販サイトを運営されている「虎の穴」さんの技術峰
当日無料配布されていたのと、自分が利用したことのあるサービスの一端を知りたくて購入?(なんと無料配布でした!)しました。

 今後のこと

他にもいくつか購入した本があるので、読み終わったらこのブログで自分が感じたことなどを書きます

転職LT第2弾に参加してきた

転職LTに参加した

独立系SIerで働く筆者が 2018年9月19日に開催された
「転職LT」に一般参加してきました

絶賛転職活動中でしたので、まさに願ったり叶ったりのイベントでした

転職LTとは

https://ex-sier.connpass.com/event/97090/

転職活動をテーマにした情報交換会ですね

個別の発表については、ここでは割愛します。
ブログにまとめている方がいらっしゃったので、詳細が気になる方はご確認ください

Twitterハッシュタグ「#jobchanger」で当日の雰囲気も分かりますよ

個人的に大切だと思ったこと

職務履歴書の書き方

  • エージェント指定のフォーマットを投げ捨てよ
    意見/実績にMarkdownで補足をいれよう
  • アピールする経験/実績はストーリーで語れ
    課題に対し、何を考え、個人/チームでどう対応したのか

エージェントを育てよう

  • エージェントからのメールにこまめに返信する
  • エージェントに自分を理解してもらうことで、自身にあった案件を引き出す
  • 担当エージェントと合わない場合は担当を変えてもらう

懇親会で情報共有

  • エージェントを育てるという発表について
    現職エージェントの方、元エージェントの方から、エージェント育成は是非やるべきというお話が聞けた

2018.09.28追記
コメント頂いたのでエージェント育成をすべきという話について追記
当日聞いた話は要約すると
「優秀なエージェントこそレスポンスがあると奮起する」というものでした。

以下は私見ですが、
ここで言われた優秀なエージェントとは
数多く案件を紹介しているというニュアンスが強いと感じました。
エージェントからの連絡(案件など?)に対するレスポンスを通して、
エージェントが転職者の希望をより理解し、
転職者が求める案件を紹介しやすくなるのだと思います。

エージェントサイドとしても、
案件の数を揃えて投げるのは負担が大きそうなので、
ある種の自己開示を含めた希望条件などのレスポンスを返すことで
転職者が望む案件を少ない労力で見つけやすいために
エージェントにもメリットがあるのではないでしょうか?

追記ここまで

おわりに

今後も継続してLTを開かれると最後にアナウンスがあったので、
気になる方は動向をチェックされてはいかがでしょうか

最後に一点 主催のVTRyoさんから以下のツイートがありました。

登壇される方以外でも転職した人のお話は、
喉から手が出るほど欲しい情報だったりするので、お話伺いたかったと感じました。

参考:公開されている当日の発表スライド