この記事は前回の続きです。
第2章 アメリカで見つけたマインドセット‐日本にいるときには気づかなかったこと
個人的な取り組みとしては、色々と取り組めそうな事例が多かったと思う。 しかし、よりバリューを出そうとするとチームや組織で実践することになると思う。
そうなると話が変わってくる。現職じゃ無理だ。
個人的な成長余地を感じるという意味の希望と硬直した組織に属しているという絶望が詰まった章だったと思う。
Be Lazy(怠惰であれ)
エンジニアの美徳としてよく聞く指標のひとつ。
より少ない時間で価値を最大化するという考え方
という認識が大切。 自分は弱い人間なのでただ怠惰なことを正当化するための言い訳にしそうになる。 価値を生み出すことが大前提というのはいつも思い返したい。
優先順位の付け方
日本式だと優先順位付けをして1番目、2番目。。。といった形で複数のタスクを同時並行に進めようとする。 一挙両得を狙おうとして、抱えきれない分が両手からこぼれ落ちる。
アメリカ式だと最も重要なひとつのみに注力する。 知って納得はできたが、実行するのがかなりハードル高いと思えた。 本当に重要なひとつに注力して、タスクが回るんだろうと不安になる。
それとは別に現職だと実践できないと確信があるので、軽く絶望した。 たとえ現職の上司がこの書籍を読んでも実践できないだろう。
時間を固定して、できることを最大化する
個人的な信念として、定時時間内でタスクを終わらせることは心がけてきた。 いくつかのマインドセットを活用すれば、更にできることを増やすことができそうに思う。
会議の場だけで完結する
現状、自分指導の会議が多いわけではないので、多用はできそうにない。 ただ、資料をその場で更新する。意思決定をその場で行う。ということは簡単に実践できそう。
1つだけピックアップする
タスクの優先順位という大きな話だけではない。 決まった時間に集中することを決めるだけで実践できると思う。
上手に失敗する
会議で持ち帰りが発生する原因の大部分は、失敗が許されない状況が職場にあるからだと思った。 すぐ分からないから失敗しないために後で調べて確実に回答します。ってやつ。
とはいえ、自分もそんな組織を形成しているひとり。 気持ちの上では失敗を受け入れよう。早く失敗するのは良いことだとわかっているが実践するのはなかなか難しいと思う。
あと早く失敗しても、もっと早く失敗できたんじゃないかという思考に支配されそうになる。 模索はしてもいいと思うがそれだけに支配されると心が病みそう。
人に迷惑かけない範囲だと、フットワーク軽く立ち回るための心に支えにはなると思う。
フォードバックを歓迎する雰囲気を作る
まずは自分がフィードバックを歓迎するところから始めよう。 ただし、プライドが結構邪魔をしてくる。完璧主義が首をもたげる。 でもフィードバックを相互にできるチームをつくりたい。
不確実性を受け入れる
昨今の状況を考えるとその時に正しいと思っていたことが、数ヶ月でより良いものに変わったりすることが頻繁にある。
「納期は絶対」という神話は捨てよう。
これは、個人的には実践できるが、現職は絶対無理。構造上の問題で絶対無理。 本当に絶望感がすごい。
上司に働きかけるための色々が書かれていたが、正直あまり頭に入ってこなかった。
「結果を出す」から「バリューを出す」へ
タスクをどれだけこなせたかが重要なのではなく、タスクから何を学んだかが重要。 最近、毎日の振り返りがなぁなぁになってきた自覚があるので、何を学んだのかは重点的に記録するように心がけたい